“Miso Soup“は、海外の和食レストランに必ずあるメニューです。
発音は、Miの上にアクセントで「ミーソウスープ」みたいな感じ。
もちろん出てくるものは「みそ汁」。
だから英語で説明しなくても多くの外国人の方がみそ汁のことはご存知です。
ただ、海外の和食レストランでは、スープという名称のため、メイン料理の前に出てきて、飲み干さないとメインが出てこないことがほとんどで、日本のようにご飯と一緒にいただくということはほとんどありません。
また、スープという名称に具だくさんは合わないためか、わかめと小さな豆腐がほんの少し入っているくらいであとは全て液体です。
お碗も汁椀ではなく陶器の小さなボールであることが多く、中華との混同もあるのか、れんげがついてくることが多いです。
このように、食べ方は少し違いますが、味もお椀の中身もまちがいなく「みそ汁」。
寿司レストランでは、オーダーしなくてもみそ汁がまず出てくるし、とても人気があります。
そのせいか、友人や知人と和食の話になるとよく”I love miso soup!“を聞きます。
でも”I love miso soup!”のあとに、”By the way, what is miso?“と聞かれることもしばしば。
味噌を知っている私たち日本人にとっては「みそ汁=味噌の汁」ですが、”miso”がなにを意味するのかわからなければ当然miso soupの作り方もわからないわけです。
たとえば、ポタージュスープのポタージュがなんのことかわからなければ、美味しくいただくけれどもどうやって作るスープかわからないのと一緒です。(ポタージュはフランス語でポテトのスープという意味なので、じゃがいもを茹でてすりつぶしたスープです。私も子供の頃は知りませんでしたー。)
前置きが長くなりましたが、ということで今日はこの”What is miso?”に答える英語をお伝えしていきます!
味噌
What is Miso?
と聞かれて、私が即座に答える表現は、
It’s fermented rice.
です。
「発酵させたコメだよ」
と言っているだけですw
*fermentはアクセントがferではなく、mentの音節にあるので発音に注意!
ファメント みたいな感じです。
発酵させたコメというだけでは、お酒だって同じじゃないと思うかもしれませんが、そこまで踏み込んだ説明を必要とされていない場合がほとんどです。
なので、まずはそれでいいと思います。
そのあと、大豆(soybeans)や大麦(barley)のこともあると付け加えるとさらにいいでしょう。
Some miso is also made from soybeans and/or barley.
ところでfermented rice / soybeansと言うと、反応はだいたい二つにわかれます。
fermentを腐ると同義に受け取って、顔をしかめる人。
そして、rice, soyという響き=健康食品と解釈して、よろこぶ人。
前者には、「実は醤油(soy sauce)も大豆を発酵させて作るんだよ」と言うと、さすがにsoy sauceはみなさん大好きですから、「あんなに美味しいソースが発酵食品ならもう受け入れるしかない」となってくれるはず。多分。私がこれまで話した相手はいつもそうでした。
後者には、他にも大豆を発酵させた健康に良い食品があるよという話をすると良いかも。
There are other Japanese foods made from fermented soybeans that are very good for you.
味噌にとても興味がある方の場合、さらに踏み込んで麹(こうじ)の話をすることもあるかもしれません。
Miso is made by adding salt to koji, which is yeasty rice, soybeans or barley malt.
みそ汁の作り方
みそ汁の作り方もよく聞かれます。
和食が人気の国では、ほとんどのスーパーで味噌が売られています。
チューブ入りのものや、プラスチック容器に入っているものがありますが、だいたい冷蔵されて売られています。
どうやって作るの?と聞かれたら、まずこの一文です。
You just put a spoonful of miso in boiled water.
「水を沸騰させて味噌をさじ一杯入れるだけ」
省略しすぎ?
いえいえ、キーポイントをまず伝えるというのが会話のコツなのです。
さらっと質問されたのに、全てのステップを丁寧に順番に答えていては、相手はメモを取らなきゃいけない雰囲気に…。
カジュアルな会話なら、「もっと知りたければ詳細はあとでメールするよ」と言って、まずはポイントだけを伝えるのがおすすめです。
もちろんもっと詳しく知りたい、つまり本気で自宅でみそ汁を作ろうと思っている人の場合、ちゃんと説明します。
First you make base soup called “dashi” that is the base of “umami”.
まず、うまみの素となる「だし」をとります。
You can use bonito flakes or kelp for that.
かつお節か昆布を使います。
だしの取り方についてくわしくはこちらの記事「和食のだしとうまみを英語で説明する」を参照してください。
Then, put a spoonful of miso in the dashi and stir it until it is dissolved.
そして、だし汁にみそを溶かします。
Put your ingredient such as diced tofu in the bowl, then pour miso soup over it.
豆腐などの具材は別に準備してお椀に入れ、その上からみそ汁を注ぎます。
Or, you can cook ingredients in dashi soup before putting in miso.
または、具材をだし汁で茹でた後に、みそを溶かします。
本当に好きな人は、デパ地下の味噌コーナーとか喜ばれると思います。
そこまでいくと、説明もその場でお店の人に聞いて訳すことになるので、英会話力の勝負です。
[英語de日本]無料メールマガジン*(下記参照)は英語学習法を中心にお送りしていますので、会話に不安がある方はぜひこの機会に購読してみてくださいね。
以上、みそ汁と味噌の話題を英語で話すためのヒントをお送りしました。
質問やご意見などはお気軽にFacebookグループにどうぞ!
*[英語de日本]無料メールマガジン:だいたい週1回のペースで英語学習法や英語を学ぶ際のヒントを掲載したメールをお届けしています。迷惑メールが届くなどの妙な仕掛けはありませんよ。これまで蓄積された英語学習法の知識をお知らせすることでみなさんの役に立てたらという気持ちで始めました(^^) 購読お申し込みはページ右側の「寿司ネタ日英対訳表」ダウンロードフォームか、または↓からどうぞ
無料メールマガジン
英語学習に役立つ情報を掲載した無料メールマガジンを時々お届けします。
購読をお申込みいただくと「寿司ネタ日英対訳表」をプレゼントしています。