日本のことを英語で話すとき、
必ずと言っていいほど話題になるのが
「暑い夏」
です。
不快指数が80%を超えるような、
じめじめ
むしむし
蒸し暑い
夏。
このニュアンスを英語で伝えるには、
どんな表現を使えばいいでしょうか?
暑い = hot?
日本の夏はとても暑い The summer in Japan is very hot.
というのはうそではありませんが、
この表現では
日本の夏がどんな風か、
ほんとのところが伝わっていないことが多いです。
なぜかというと、
海外で「暑い – hot」というとき、
乾燥した暑さを連想する人が多いからです。
蒸し暑い = humid?
でも「蒸し暑い」と説明しようとしたとき、
学校で教わる表現は
humid
です。
The summer in Japan is humid.
これ、間違いじゃないし、
伝わるんですけど、
あと一歩!なんですよね。
実感がさらに伝わりやすい
他の言い方があります。
それは…
humidの代わりに、
sticky
muggy
stuffy
という言葉を使ってみてください。
humidは客観的な響きなのに対して、
sticky, muggy, stuffyは、
話している人が「蒸し暑い!」と感じている
その主観的な実感が伝わるんです。
The summer in Japan is sticky.
The summer in Japan is muggy.
The summer in Japan is stuffy.
これで伝わります!
もちろん文章や語順は変えて大丈夫です。
It’s very sticky in summer in Japan.
とか。
モンスーン気候の暑さって、
乾燥した暑さとは全然違う、
経験した人しかわからない暑さですが、
このような表現を使うことで
ニュアンスが伝わります。
不快指数を英語で説明
上でちょっとふれた不快指数。
不快指数という言葉は、
日本の夏ではもう何十回も聞く言葉ですが、
海外で聞いたことは….. ない!です。
辞書をひくと
Discomfort Index (DI)
Temperature-Humidity Index (THI)
と書いてあるんですが、
この表現で説明しても、みなさん
「はじめて聞いた」
と言われます。
というのも、これらの表現は、
気象学の専門用語
なんですよね。
普通の人は知らないわけです。
でも、夏にガイドするなら、
不快指数のことも話題にしたいですよね。
では、このニュアンスをどう伝えるか。
まず背景を考えてみましょう。
「気温と湿度がどちらも高いと、人間は不快に感じる」
ということですよね。
ですから、そのことを説明すればよいわけです。
When temperature and humidity are both high, people feel discomfort.
シンプルですね。
そして、生産性が下がることなども付け加えてはどうでしょうか?
When temperature and humidity are both high, people feel discomfort and the productivity level drops.
日本の気象庁は、この状況を不快指数という数字で表現します。
Japan Meteorological Agency uses an index called Discomfort Index to indicate this kind of event.
書いているだけで暑くなってきました…
夏にガイドするときは、
保冷剤やうちわを常備して、
できるだけゲストにも快適に過ごしていただきたいですね。
また、うちわを貸したりすることで、コミュニケーションも生まれます。
そんなときぜひ、上記の表現使ってみてくださいねー
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