ここ10年ほどで、タトゥー(入れ墨)を入れた外国人観光客の人が大幅に増えています。
実際、欧米の国々では、
若い人を中心にピアスをするような感覚で
タトゥーを入れるようになってきています。
ですから、通訳ガイドとして案内するお客様や、
外国から遊びに来てくれた友達が
タトゥーを入れているということは
ごくごく一般的なことになってきています。
でも、日本の温泉には
「入れ墨が入っている人は入浴お断り」
というところが多いですね。
温泉に入りたい!と言われたらどうしたらいいでしょうか?
事情をどのように英語で説明すればいいでしょうか?*
*FacebookグループメンバーのKさんがこのテーマを提案してくださいました!ありがとうございます 😀
タトゥーがあっても入れる温泉はある?
まず、観光庁が行ったアンケートの結果をご覧ください。
参照:観光庁ホームページ
これを見ると、
・お断りをしている施設が約56%
・お断りしていない施設が約31%
・シール等で隠す等の条件付きで許可している施設が約13%
ということで、タトゥーをしていても入れる温泉はあります。
外国人観光客に限ってOKとしている施設もあるそうです。
ですから、まず行く前に問い合わせてみることが大事ですね。
なぜタトゥーがあると温泉に入れないのか、英語でどう説明する?
上記の観光庁のアンケート結果でも、
タトゥー(入れ墨)に関する苦情があるという施設が約半数あります。
なぜ苦情があるか、その理由を説明しなければ
個人の嗜好に対する根拠のない差別ということで
日本に対しての悪印象につながってしまいます。
ですから、きちんと説明しましょう。
観光にいらしているゲストに対しての説明なので
深い経緯は置いておいて、シンプルに
「入れ墨はヤクザの象徴と考えられてきたため」
ということを伝えれば良いと思います。
つまり、
Tattoo has been considered a symbol of Yakuza, Japanese mafia.
暴力団(ヤクザ)については、
Japanese mafia
のほかに、
gangster
crime syndicate
などの表現も覚えておきましょう。
家族風呂を利用する
タトゥーがあると入れない施設の場合、
家族風呂を利用する方法もあります。
他のお客様と一緒でない家族風呂であれば
タトゥーを容認する施設も多いです。
でもこれも、事前確認は必ずしましょう。
電話一本ですから、面倒に思わずに確認してくださいね。
家族風呂について説明するなら、
「プライベート利用目的の小さな温泉風呂」
a bathtub for a private use
という表現が良いと思います。
直訳にこだわって、Familyと言う必要はないです。
以上、簡単ですが、
タトゥーと温泉について
まとめました。
温泉の入り方の英語については
私の英語ブログに書いたのでそちらを参照してくださいね。
How to enjoy hot springs in Japan
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