居酒屋でのお通し、つきだしのシステムは、
日本人にとっては慣習の一部ですが、
外国人にとっては、
「頼んでもいないのに勝手に出しておいてなぜ!?」
と、トラブルになることもあるそうです。
お通しは、私たちにとっての海外でのチップのようなもので、
仕組みを説明してもらえればわかるけど、
説明がないとなぜ?と感じる
その文化特有のルールなんですね。
お通しを英語でどう説明する?
お通しというシステム自体が日本のものなので、
直訳の英語はありません。
出てくる小皿料理そのものを指すなら
an appetitzer
ですが、
お通しにはそれ以上の意味がありますよね。
そこで、イタリアレストランで出てくる
グリッシーニ ( bread stick )
を例にあげて
説明してみましょう。
Otoshi is an appetizer that is served right after you are seated in Izakaya.
お通しは、居酒屋で席についてすぐに出てくる小皿料理です。
It is similar to bread sticks in Italian restaurants.
イタリアンレストランのグリッシーニと似ています。
It’s considered a part of a cover charge.
サービス料の一部と考えられています。
この
Cover charge
という表現を使えば、
ニュアンスがばっちり伝わりますよ!
それでもわかってもらえなかったら?
外国でのチップと同じ感覚で考えてください
と説明しても良いと思います。
日本ではチップはありませんから、
その代わりと考えてもらいましょう。
It’s like a tip at restaurants.
チップは
gratuity
という表現のほうが丁寧です。
ですから、
You can consider it as a gratuity.
と言うと、より丁寧な響きです。
それでも納得できない場合は?
外国人観光客の方々の
コメントを見ると、
頼んでいないメニューを出す
というところがひっかかる人が多いようです。
テーブルチャージを丸々取るのではなく、
サービスとして一品出すという
日本の精神を
説明するしかありません。
参考までに、私はこんな風に言っています。
It shows their appreciation for cover charge.
Instead of taking it full as a service charge,
they offer this appetizer.
This practice is a part of going to Izakaya and is widely accepted.
最後にもうひとつ大事なこと。
頼んでいないものが出てきて困る
と感じられる理由の一つは、
使われている材料がわからない食べ物に対する
抵抗感です。
北米やヨーロッパでは、
レストランのメニューには
その料理に使われている材料が列挙されています。
自分が食べているものがなにか、すべて知りたい
と言う気持ちが
強い方が多いのです。
ですから、お通しが出て来たら
お店の人に材料を聞いて
説明することをお忘れなく!
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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